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chapter6_writing_meeting
執筆・校正機能は、ライティング支援、文章の推敲、校閲を行う包括的な執筆支援ツールです。AIの支援を得ながら効率的に執筆作業を進めることができます。
主要機能:
- テキストエディタ機能:基本的な文書編集
- AI自動補完機能:選択テキストの改善提案
- 推敲機能:文章の改善提案
- 校閲機能:誤字脱字や文法チェック
- 文章の長さ調整:短縮や拡張
- ファクトチェック機能:事実の正確性確認
- カスタム指示:独自の編集指示
対象文書:
- ブログ記事
- 技術文書
- ビジネス文書
- 学術論文
- マーケティング資料
- メール文書
- プレスリリース
書式設定:
- 太字:重要な部分を強調
- 斜体:補足情報や引用
- リスト:箇条書きと番号付きリスト
- 見出し:H1、H2、H3などの階層構造
- 引用:引用ブロック
- コードブロック:プログラムコードの記述
エディタの特徴:
- リアルタイム文字数表示:目標文字数の管理
- 自動保存:作業内容の自動保存
- 履歴管理:変更履歴の確認と復元
- エクスポート:Markdown、テキスト、HTMLでのエクスポート
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エディタの起動
- サイドバーから「執筆」を選択
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文章の作成
- テキストエディタに文章を入力または貼り付け
- 書式設定ツールバーで装飾
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AI機能の活用
- テキストを選択してAI機能を適用
選択したテキストに対してAIに指示を出すことができます。
機能:文章の改善提案
使い方:
- 改善したい文章を選択
- 「推敲」ボタンをクリック
- AIが改善案を提示
- 適用または再提案を選択
改善される要素:
- 文章の明確さ
- 表現の自然さ
- 論理的な流れ
- 冗長性の削除
- より適切な語彙の選択
例:
元の文章:
この製品は非常に多くの機能を持っていて、
いろいろなことができるので、
使う人にとってとても便利だと思います。
推敲後:
この製品は多彩な機能を搭載しており、
ユーザーの多様なニーズに対応します。
機能:誤字脱字や文法チェック
検出される問題:
- 誤字・脱字
- 文法的な間違い
- 不自然な表現
- 敬語の誤用
- 助詞の使い方
- 句読点の位置
例:
元の文章:
私わ明日、東京に行く予定でございます。
校閲後:
私は明日、東京に行く予定です。
修正点:
- 「私わ」→「私は」(助詞の誤り)
- 「でございます」→「です」(過剰な敬語)
機能:文章の短縮や拡張
短縮:
- 冗長な表現を削除
- 重複する内容を統合
- 本質的な情報のみを残す
拡張:
- 詳細な説明を追加
- 具体例を挿入
- 背景情報を補足
例(短縮):
元の文章(150文字):
当社が提供する本製品は、お客様の日常生活における
様々なシーンにおいて、非常に便利にご利用いただける
多くの機能を搭載しており、使いやすさにも配慮した
設計となっております。
短縮後(80文字):
本製品は日常の様々なシーンで便利に使える
多機能かつ使いやすい設計です。
例(拡張):
元の文章(50文字):
AIを活用することで業務効率が向上します。
拡張後(150文字):
AIを活用することで、データ入力や文書作成などの
定型業務を自動化でき、従業員はより創造的な業務に
集中できます。その結果、全体的な業務効率が大幅に
向上し、生産性が最大40%向上したという調査結果もあります。
機能:独自の編集指示を与える
使い方:
- テキストを選択
- 「カスタム指示」を選択
- 具体的な指示を入力
カスタム指示の例:
【トーン変更】
「このメールをよりフォーマルな表現に変更してください」
【対象読者の変更】
「この技術文書を非エンジニア向けにわかりやすく書き直してください」
【スタイル変更】
「この文章をよりカジュアルで親しみやすい表現にしてください」
【追加要素】
「この説明に具体的な数値例を3つ追加してください」
【削除要素】
「専門用語を極力使わずに書き直してください」
機能:文章に含まれる事実の正確性をチェック
処理フロー:
- 文章を分析し、事実に関する記述を抽出
- AIの内部知識と照合
- 誤りがある場合は修正案を提示
- 確認が必要な事項を指摘
例:
元の文章:
富士山の標高は3,776メートルで、日本で最も高い山です。
エベレストは世界で二番目に高い山で、標高は8,848メートルです。
ファクトチェック結果:
✓ 富士山の標高は3,776メートル → 正しい
✓ 富士山は日本で最も高い山 → 正しい
✗ エベレストは世界で二番目に高い山 → 誤り
正しくは「世界で最も高い山」です
✓ エベレストの標高は8,848メートル → 正しい(2020年時点)
修正案:
富士山の標高は3,776メートルで、日本で最も高い山です。
エベレストは世界で最も高い山で、標高は8,848メートルです。
注意事項:
- AIの知識は学習時点までの情報
- 最新情報は含まれていない可能性がある
- 重要な事実は公式ソースで確認を推奨
文書全体に対して包括的な校閲を実行します。
チェック項目:
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誤字脱字
- タイポの検出
- 変換ミスの指摘
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文法
- 主語と述語の対応
- 助詞の使い方
- 時制の一貫性
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表現
- 重複表現
- 冗長な言い回し
- より適切な語彙の提案
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一貫性
- 用語の統一
- 文体の統一
- 敬語レベルの統一
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可読性
- 文の長さ
- 段落の構造
- 論理的な流れ
校閲レポート例:
## 校閲レポート
### 重要度:高(3件)
1. 行15:「お客様」と「顧客」の表記が混在
→ 「お客様」に統一することを推奨
2. 行28:二重否定で意味が不明瞭
「〜しないわけではない」→「〜する」
3. 行42:主語と述語が対応していない
「私たちは...が重要です」→「私たちは...を重視します」
### 重要度:中(5件)
4. 行7:冗長な表現
「〜することができます」→「〜できます」
5. 行19:より適切な語彙
「たくさんの」→「多くの」(フォーマルな文書のため)
[以下略]
### 統計
- 総文字数:3,500文字
- 指摘事項:15件(高3件、中5件、低7件)
- 可読性スコア:75/100(良好)
- 推定修正時間:15分
ワークフロー:
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下書き作成
- エディタで自由に書く
- 構造や文章の完璧さは気にしない
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推敲
- 各段落を選択して推敲
- 文章の明確さを改善
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校閲
- 文書全体を校閲
- 誤字脱字を修正
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ファクトチェック
- 事実に関する記述を確認
- 必要に応じて修正
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最終調整
- タイトルを魅力的に
- 導入部を強化
- 結論を明確に
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エクスポート
- Markdown形式でエクスポート
- CMSにアップロード
ワークフロー:
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アウトライン作成
- 見出し構造を作成
- 各セクションの要点をメモ
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セクションごとに執筆
- エグゼクティブサマリー
- 現状分析
- 提案内容
- 実施計画
- 予算
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推敲と校閲
- 各セクションを推敲
- フォーマルな表現に統一
- 専門用語の適切な使用
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長さ調整
- 重要なセクションは拡張
- 冗長な部分は短縮
- 目標ページ数に調整
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最終チェック
- 全体の流れを確認
- 数値やデータを検証
- レイアウトを整える
ワークフロー:
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技術的内容の記述
- 専門用語を使って詳細に記述
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可読性の改善
- カスタム指示で「初学者向けに説明を追加」
- 専門用語に注釈を追加
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コード例の追加
- コードブロックで実装例を記述
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校閲
- 技術的な正確性を確認
- 用語の一貫性をチェック
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ドキュメント構造の最適化
- 目次の作成
- セクション分けの見直し
議事録機能は、音声録音またはリアルタイム文字起こしから議事録を自動生成する機能です。
特徴:
- プロンプト不要:事前に複雑なプロンプトを書く必要なし
- 複数の入力方式:マイク、ファイル、直接入力
- 話者認識:複数の話者を自動識別
- 複数の出力形式:原文に近い文字起こし、要約、FAQ形式
- リアルタイム処理:会議中にリアルタイムで文字起こし
入力方式:
- マイク入力:リアルタイム音声認識
- ファイルアップロード:録音済み音声ファイル
- 直接入力:既存の文字起こしデータ
出力形式:
- 原文に近い文字起こし:発言内容をそのまま記録
- 要約形式:重要なポイントを抽出して整理
- FAQ形式:質問と回答の形式で構造化
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議事録画面を開く
- サイドバーから「議事録」を選択
-
マイク入力をON
- 「マイク入力」トグルをON
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話者の設定(オプション)
- 発言順に名前を入力
- カンマ区切りで複数の話者を指定
- 例:「田中,佐藤,鈴木」
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録音を開始
- 「録音を開始する」ボタンをクリック
- マイクに向かって話す
- 自動的に文字起こしが表示される
-
話者の自動認識
- 声の違いを自動認識
- 設定した名前を自動割り当て
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議事録の生成
- 会議終了後、「議事録スタイル」を選択
- 「生成」ボタンをクリック
- 選択した形式で議事録が生成される
- 明確な発言:はっきりと話す
- 話者の切り替え:話者が変わるときは少し間を置く
- 名前の順序:最初に話す人から順番に名前を入力
- 再調整:生成後に話者名を手動で修正可能
- MP3
- WAV
- M4A
- OGG
- FLAC
-
ファイルアップロード を選択
- 「ファイルアップロード」タブをクリック
-
音声ファイルの選択
- 「ファイルを選択」ボタンをクリック
- 録音済みの音声ファイルを選択
-
話者設定(オプション)
- 話者名を入力(マイク入力と同様)
-
文字起こしの実行
- 「文字起こし開始」をクリック
- 処理には数分かかる場合があります
-
議事録の生成
- 文字起こし完了後、スタイルを選択
- 「生成」ボタンで議事録を作成
- ファイルサイズ上限:通常100MB程度
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処理時間:音声の長さに依存
- 30分の会議:約3-5分
- 1時間の会議:約6-10分
- 最大音声長:通常2時間程度
既存の文字起こしデータがある場合に使用します。
-
直接入力を選択
- 「直接入力」タブをクリック
-
文字起こしデータを貼り付け
- テキストエリアに文字起こしを貼り付け
- 話者名を含める場合:
田中:今日の議題は新製品の開発についてです。 佐藤:開発スケジュールはどうなっていますか? 田中:現在、仕様策定の段階です。
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議事録スタイルを選択
- 原文に近い文字起こし
- 要約形式
- FAQ形式
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生成
- 「生成」ボタンをクリック
特徴:
- 発言内容をほぼそのまま記録
- 話者ごとに整理
- 軽微な言い淀みは削除
- 「えー」「あのー」などのフィラーは除去
例:
## 会議議事録
日時:2024年1月15日 14:00-15:00
参加者:田中、佐藤、鈴木
### 議事内容
田中:
本日は新製品の開発スケジュールについて話し合います。
現在の進捗状況を佐藤さんから報告してもらいます。
佐藤:
ありがとうございます。現在、仕様策定の最終段階です。
次週中には完了する予定です。開発期間は3ヶ月を見込んでいます。
鈴木:
予算については問題ありませんか?
佐藤:
はい、当初の予算内で収まる見込みです。
特徴:
- 重要なポイントを抽出
- 簡潔にまとめる
- アクションアイテムを明確化
- 決定事項を強調
例:
## 会議要約
### 会議情報
- 日時:2024年1月15日 14:00-15:00
- 参加者:田中、佐藤、鈴木
- 議題:新製品開発スケジュール
### 主要な討議内容
- 新製品の開発スケジュール確認
- 現在は仕様策定の最終段階
- 開発期間は3ヶ月を予定
- 予算は当初計画内で収まる見込み
### 決定事項
1. 仕様策定を次週中に完了
2. 開発開始は2月1日から
3. リリース目標は5月1日
### アクションアイテム
1. 佐藤:仕様書の最終版を1/20までに提出
2. 田中:開発チームのアサイン(1/25まで)
3. 鈴木:マーケティング計画の初版作成(2/5まで)
### 次回会議
- 日時:2024年2月1日 14:00
- 議題:開発キックオフ、役割分担の確認
特徴:
- 質問と回答のペアで構造化
- 情報を探しやすい
- 後から参照しやすい
例:
## 会議FAQ
### Q1: 新製品の開発スケジュールは?
A: 開発期間は3ヶ月を予定しています。2月1日に開始し、
5月1日のリリースを目標としています。
### Q2: 現在の進捗状況は?
A: 仕様策定の最終段階にあり、次週中に完了する予定です。
### Q3: 予算に問題はないか?
A: 当初の予算内で収まる見込みです。追加の予算申請は不要です。
### Q4: 誰がどのタスクを担当するのか?
A:
- 佐藤:仕様書の最終化(期限:1/20)
- 田中:開発チームのアサイン(期限:1/25)
- 鈴木:マーケティング計画作成(期限:2/5)
### Q5: 次回会議の予定は?
A: 2024年2月1日 14:00から開発キックオフミーティングを
実施します。
目的:チームの週次ミーティングの記録
手順:
- マイク入力で会議をリアルタイム記録
- 要約形式で議事録を生成
- アクションアイテムを確認
- チームメンバーにメールで共有
メリット:
- 会議後すぐに議事録が完成
- アクションアイテムが明確
- 欠席者も内容を把握可能
目的:顧客との打ち合わせ内容の記録
手順:
- スマートフォンで会議を録音
- 音声ファイルをアップロード
- 原文に近い文字起こしを生成
- 重要な決定事項を確認
- 社内報告書に転記
メリット:
- 正確な記録
- 後から詳細を確認可能
- 言った言わないの防止
目的:アイデア出しセッションの記録
手順:
- マイク入力でセッションを記録
- 原文に近い文字起こしで全アイデアを保存
- 後から重要なアイデアを抽出
- カテゴリー別に整理
メリット:
- すべてのアイデアを記録
- セッション中は議論に集中
- 後から見返して再評価
生成された議事録は手動で編集可能:
- 話者名の修正
- 内容の追加・削除
- セクションの並び替え
- 書式の調整
- コピー:クリップボードにコピー
- ダウンロード:テキスト、Markdown、PDF形式
- 共有:URLでの共有(設定による)
- 自動保存機能
- 日付、参加者、キーワードで検索
- タグ付けによる分類
第6章では、執筆・校正機能と議事録機能について、基本的な使い方から高度な活用方法まで詳しく解説しました。これらの機能を活用することで、文書作成の品質向上と会議の効率化が実現できます。次章では、独自の機能を簡単に作成できるユースケースビルダーについて説明します。