Deep Network Designer は、深層ニューラル ネットワークを対話的に構築、可視化、および編集するためのアプリです。
- 直感的な操作: 層のドラッグ & ドロップ操作によってネットワークを構築できます。
- ネットワークの編集と可視化: ネットワーク アーキテクチャを視覚的に確認し、層のプロパティを編集できます。
- Simulinkへのエクスポート: 訓練済みのネットワークを Simulink® の層ブロックやサブシステムとしてエクスポートできます。R2025aでは、サポートされているすべての層に対して、デフォルトのエクスポートタイプとして Simulink 層ブロックおよびサブシステムが選択されます。
Deep Network Designer は、深層学習ワークフローの様々な段階で役立つ機能を提供します。
- 層の追加と接続: [層のライブラリ] から層をドラッグし、層同士を結合することでネットワークを構築できます。
- 事前学習済みネットワークの読み込み: スタート ページから、GoogLeNet や SqueezeNet など、さまざまな事前学習済みイメージ分類ネットワークを読み込むことができます。また、事前学習済みのオーディオ ネットワーク(YAMNet、VGGishなど)へのアクセスも可能です(Audio Toolbox™が必要)。
- テンプレートの利用:
- イメージ分類タスクに適した多層パーセプトロン (MLP) ニューラル ネットワークのテンプレートがスタート ページに用意されています(R2025aで追加)。
- シーケンス分類タスクに適した1次元畳み込みニューラル ネットワークのテンプレートも用意されています(R2024bで追加)。
- 複雑な構造の編集: 多入力/多出力および分岐構造を持つネットワークの編集、エクスポート、およびMATLAB®コード生成をサポートします。
- カスタム層/関数層のサポート: カスタム層クラスファイルをアプリ内で表示および編集できます。また、関数層(
functionLayer)の作成と編集も可能です。 - ネストされたネットワークの表示: NetworkLayer オブジェクトなどのネストされた層の内部を確認できます(R2025aで追加)。
- 転移学習の準備: 事前学習済みのネットワークを取得し、新しいタスクの学習開始点として使用する転移学習のために、ネットワークを対話形式で準備できます。
- 層のロック解除: R2023b以降、層を選択して [プロパティ] ペインで [層のロックを解除] をクリックすることにより、その層の学習可能なパラメーター(重みやバイアスなど)をクリアできます。これは、ネットワークを転移学習用に適応させたり、ゼロから学習させたりする際に役立ちます。
- ネットワークの解析: [解析] をクリックすると、ネットワーク アーキテクチャの可視化と確認が行われ、層の欠損、層入力のサイズの不一致、無効な構造などのエラーや問題を検出します。
- 圧縮分析: [Analyze for Compression] を選択すると、テイラー剪定や射影圧縮による最大メモリ削減量、層の剪定および射影のサポート、量子化に関する情報を含むレポートが生成されます(Deep Learning Toolbox™ Model Compression Libraryが必要)。
- MATLAB コード生成: ネットワーク アーキテクチャ、データ インポート、学習オプション、および増強を含む MATLAB コードを生成できます。
- Simulink へのエクスポート: 訓練済みネットワークを Simulink モデルとしてエクスポートできます。R2025aでは、Simulink層ブロックおよびサブシステムへのエクスポートがデフォルトとなる場合があります。
Deep Network Designer は、以下の深層学習ワークフローの準備や構築に使用できます。
| ワークフロー | 詳細 | 参照元 |
|---|---|---|
| 転移学習(Image-to-Label) | 事前学習済みネットワークを新しいイメージ分類タスクに合わせて調整。 | |
| Image-to-Image 回帰 | イメージを入力とし、イメージを出力とするネットワークの構築。 | |
| 時系列予測 | シーケンス データ(例: LSTMネットワーク)の予測ネットワークの構築。 | |
| 多入力/多出力ネットワーク | 複数の入力層や複数の出力層を持つ複雑なネットワークのインポート、編集、エクスポート。 | |
| セマンティック セグメンテーション | ピクセルレベルの分類を行うためのネットワークの構築(R2020bでサポート)。 | |
| オーディオ ネットワーク | 事前学習済みのオーディオ ネットワークのインポート、可視化、および転移学習(Audio Toolboxが必要)。 |